みなさん、いよいよ会期が目前に迫ってきましたね。
出展社さん、小売店さんのブログをよく見させていただいているんですが、最近めっきり
「IOFTどう廻ろう?」とか「最終準備中です!」なんて記事が増えてきました。
いよいよ会期、という盛り上がりを感じる中、IOFTニュースでも、ギリギリまで
出展各社の見どころをお届けしていきます!
今日は、vol.45に引き続きおしゃれフレームの宝庫
「IOFTブティック」ゾーンから注目の国内出展社を2社ご紹介します。
まずはオーストラリアブランドISSON EYEWEAR(イッソン・アイウェア)を扱っているKrostoneさん。
なんと、Krostoneさんを通じてブランドオーナーのマルコ・フェデリチさん、
そしてデザイナーのキャサリン・フェデリチさん、お2人からお話を聞いちゃいました!
清野:
宜しくお願い致します。まずイッソン・アイウェアについてご紹介ください。
マルコさん、キャサリンさん:
オーストラリア発のサングラスレーベル、イッソン・アイウェアでは、
レトロ調のデザインとクオリティを追求したスタイルを提供しているよ。
↓マルコさんとキャサリンさん

私たちは「協調・予測・先入観」の3点は、クリエイティビティに制限を与えるもの、
としていて、常にそれらを裏切る事をデザインコンセプトに掲げているんだ。
最近では、丸くて大きなフレームで黒をベースとしたスタイルが主流となっているけど、
イッソンではそこに新たなテイストとして、鮮やかなカラーフレームやシェイプを加えて、
他のスタイルとは違う角度からオリジナリティ溢れるテイストを提案するよ。
あと、若い世代だけじゃなくてファッションを愛する全ての年代の方に愛されるような、
流行だけに左右されないスタイルを提案し続ける、これがイッソンのこだわりだね。
清野:
では、特にいち押しのサングラスを教えてください!
マルコさん、キャサリンさん:
特にオススメなのは、Eugene-Blue MattとPeggy-Crystal Redだね!


↑Eugene-Blue Matt(左) Peggy-Crystal Red(右)
Eugeneっていうのは俗に、「がり勉」とか「オタク」の代名詞になっているんだ、笑
どこか滑稽なシェイプと鮮やかなスカイブルーのアセテートフレームの
融合が独特なインパクトを与えている作品。
Peggyのデザインイメージは、アメリカの、砂漠が広がる郊外に住み、奇抜なデザインと昼前から飲むジンの味をこよなく愛するような、
少しやんちゃな主婦をイメージしているんだ。おもしろいでしょ?
清野:
どちらのフレームもコンセプトが面白いですね!他にIOFTではどんな作品を展示されるんですか?
マルコさん、キャサリンさん:
これまでブランドとしてデザインやマーケット、
流行の変化を経験してきた上でたどり着いたスタイルを提案するよ!
ベースとなるものは「大胆でユニークなデザイン」!ある意味、ファッションの流行に反する
オリジナリティや創造性を追及した、イッソン独自のスタイルを発表するからお楽しみに。
清野:
一本一本のフレームにエピソードがありそうですね!楽しみです。
最後に読者のみなさんにメッセージをどうぞ!
マルコさん、キャサリンさん:
現在、ファッションマーケットにおいて注目されている国、オーストラリア。
そのオリジナリティあるデザイン、他に影響を受けない独自の世界観を
ぜひイッソン・アイウェアからも感じて欲しいな!IOFTブースで待っているよ。
清野:
ありがとうございました!
■ISSON EYEWEARKrostone http://www.isson.com
続いてご紹介するのは、オーストラリアから一転、福井と鯖江の5社が共同で構えるブースのご紹介。
マコト眼鏡さん、グランさん、三興さん、梅田さん、オプティカ・クリエーションさん、
以上の5社が「ひとクラス上の“メイド・イン・ジャパン”に触れてもらおう」と
ブティックゾーンにブースを設置!マコト眼鏡 代表取締役社長の増永さま、
三興 PolaSky販売企画マネージャーの土橋さま、グラン デザイナーの高橋さまにお話を伺いました。
日本が誇る技術力、それは眼鏡の世界でも健在です。ご注目ください。
清野:
まず各社の製品をご紹介いただけますか?
マコト眼鏡 増永さま:
歩(AYUMI)というブランドのフレームを展示します。コンセプトはHi-Fi。
これは音楽用語でHigh-Fidelity、つまり高忠実度、高再現性という意味なのですが
眼鏡にも徹底して基本に忠実なHi-Fiがあってもいいじゃないか、
という想いから、歩(AYUMI)は生まれました。歩は、
職人の手で時間を掛け、丹念に作りあげられたフレームで、自然素材で形状変化に強い
セルロイドを採用しています。また、芯金などの金属部には、ハイテク素材のチタンを使用。
更に、合い口部はシュ―テイング後に、合い口を同色の生地でカバ−しており、
汗や整髪料等をブロックする事で、永遠の輝きをキ−プする為の配慮がなされています。
あと、歩を語る上で何よりも欠かせないのは、そのカッテイングと磨きの技ですね。
職人の手で一枚一枚丁寧に削られ、細部にまで及ぶ熟練技のヤスリ掛け、
セルロイド独特の内部からの輝きを染み出させるための磨きの技。
また、掛け心地にこだわりを持たせ、まろやかな掛け心地を実現しています。
正に「CRAFT・ISM」に裏打ちされた職人だけが可能な至上の技の凝縮が歩フレームです!
妥協ひとつ許さない 物作りへの毅然とした姿勢から生み出されるフレームは、
最高のコンポ−ザ−が、Hi-Fiな音をひとつひとつ作り上げる、最高の楽曲にも似ていますね。
三興 土橋さま:
まずご紹介するのは、メガネの内側に装着するだけでサングラスに変身できる、
軽くて薄くて携帯が簡単なマーマーグラスです。なんとその重さは10円玉と同じ5g!

メガネの内側に装着しますので、広い視界の遮光効果が得られ、
チリ、ホコリからの保護してくれます。
次にご紹介するのは、Bug Clip UPといい、調光偏光機能のある前掛けサングラス。

レンズの色が変化し、眩しいギラギラをカットするんです、重さはなんと9gで
メガネに簡単に取り付けられます。
グラン 高橋さま:
Face fonts.は3つのラインで構成されています。
●Face fonts.(‘-’)* ●FACE fONts.STRUCTURE(ストラクチャー)
●Face Fonts/Classico.(クラシコ)
Face fonts.はSilmo2007でデビューし、ヨーロッパ、アジアの
バイヤーから非常に高い評価を受けました。
Face fonts.は、フォントデザインが文章に表情を与える様に、
眼鏡をかける人の表情を豊かに演出したい。そんな想いをこめてクリエイトしたブランドです。
視力矯正のツールとしてではなく、表情を演出するためのアイテム、
ただし、
安心できるクオリティーの高さ、掛け心地の良さなどトータルバランスを追求しています。
3つのラインについて少しご説明しますね。
Face fonts.(‘-’)* は、メタルプレートと透明感のあるナイロン樹脂を三層に重ねた
マルチレイヤードカラーです。メタル素材とプラスチック素材の融合した
異素材の組み合わせの美しさを表現しています。しかも、きれいなだけではなく
軽く、快適な掛け心地という機能性を追求した形なんですよ!
FACE fONts.STRUCTUREは、鯖江の高度な眼鏡加工技術があって
初めて製造可能となったフレームです。フロント部はチタンプレートをプレス抜きしており
高いフレーム剛性を持ち、ゆがみが生じにくい構造です。
そのホールド感と、一体感のある掛け心地は唯一無二ともいえるでしょう。
しっかりした機能性に裏打ちされていて、それを感じさせないメガネ。
マスターピースとして、10年、20年たってからも色あせることのないプロダクトを目指しました。
Face Fonts/Classico.は、上質なセルロイド製のフレームですが、
現代的解釈によるデザイン設計で、非常にかけやすく仕上がっています。
例えば、テンプルはセルロイド製フレームの場合、太くて厚いものが主流です。
しかし、クラシコはセルロイドの特性を生かし、テンプルの厚みを極限まで
薄く削り込み、柔らかな弾性が得られ、快適なフィット感を生みだしました。
職人とデザイナーとの対話によって生み出された形です。
清野:
機能の高さと掛けやすさへのこだわりを感じます。
オススメやお客様からの評判についてを伺えますか。
マコト眼鏡 増永さま:
Lightタイプ(Lシリーズ)から1本ご紹介しますね。
↓MODEL023

セルロイドという素材でしか実現できない3mm厚さの極薄型シリーズなんですが
小売店からは「ただ薄いだけではなく、リムに丸みを帯びさせた事と
フィッティング重要視のために腕に工夫を凝らしている点は、
他に類をみないし、薄すぎるという不安感は微塵も感じないのがすごい!」
なんてお声を頂いていますよ。
三興 土橋さま:
マーマーグラスは非常に軽量なのと、持運びが便利で認知されだしました!
Bug Clip UPも大変ご講評いただいていまして大型サイズまでラインアップを充実させたり、
カラーも4色展開にしたことで広い年齢層で支持を受けています。
グラン 高橋さま:
Face fonts.(‘-’)*ラインの中でも特にFF-104は男性、女性問わず人気ですね。
快適な掛け心地と、豊富なカラーバリエーションで、リピート率の高い商品です。
↓FF-104-120(左) ST-501-07(右)
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右側の、FACE fONts.STRUCTUREはフィット感のある掛け心地でズレないフレームとして、
歯医者さんや料理人の方など、下を向いての作業の多い方から高い評価を得ています。
清野:
どれも掛けて試してみたいものばかりです!最後に読者のみなさんへのメッセージや
来週の展示についてPRをお願いします。
マコト眼鏡 増永さま:
歩(AYUMI)の新型発表は、毎年秋のIOFTでのみ行っています!
全ての型やカラ−バリエ−ションが揃うのは、年に一度だけなのでお見逃し無く。
発表される新型においては展示会期間中、当社のブ−スを訪問されたバイヤ−だけが
オ−ダ−出来る展示会限定カラ−を設定しており、オンリ−ワンの世界を楽しめる
工夫を凝らしています。また今年は、地元の繊維産業とコラボし、
静電気防止機能を持つ布を使った越前織りと、色鮮やかなアセテ−トを組み合わせた
おしゃれ感いっぱいの手作りのメガネホルダ−も展示し、より充実した
メガネライフの演出に力を入れています。展示としては先ほどご紹介したL−シリ−ズに
2年ぶりに新型2型を投入しますよ!従来の極薄タイプを踏襲しつつ、
リクエストの多かったサイズアップバ−ジョンを取り入れました。お楽しみに!
三興 土橋さま:
偏光ポリカーボネートを使用したレンズ表面特殊カット加工の技術や、
NXT素材を使用したカラフルな色柄処理、次世代を予感させるメガネ表面処理技術など
見どころ満載でお待ちしております。Bug Clip UPのディスプレー付きセット販売もしますよ!
グラン 高橋さま:
IOFTでは、Facefonts.(‘-’)*の新コンセプトモデルを発表します!
基本デザインはシンプルでかけやすいベーシックな印象のフレームですが、
フロントに脱着可能なナイロンジャケットを付属しており、ジャケット着用時は
プラスチックフレーム、外したときにはメタルフレームといったように、
一枚のフレームでかけたときの印象が大きく変わります。
透明感あるスモーキーなカラーリングの4型6色展開です。
私たちのIOFTでのテーマは“コミュニケーション“です!
眼鏡をコミュニケーションツールとして、
いろいろなストーリーを語ることのできる製品を用意しています。前述の新型もそうですが
今回のIOFT限定商品も用意しました!この限定商品は展示会でのお楽しみですが
特にお買い得で、お客様とのコミュニケーションのお役立ちアイテムになる製品です♪
いろいろなバイヤーの方と眼鏡について楽しく語り合いたいと思っていますので
宜しくお願い致しますね!
清野:
増永さま、土橋さま、高橋さま、お忙しい中本当にありがとうございました!
福井と鯖江の共同ブース、どんな風になるのかとっても楽しみです。
《編集後記》
いかがでしたか?来週からの会期、展示会場にはまだまだ見どころがたくさんですね!
オーストラリアのおしゃれサングラスで登場するKrostoneさん。そして福井、鯖江の共同ブース。
厳しい市況だからこそ、今年は特に、工夫を凝らし消費者の要望にキメ細かく応えようと
製品開発をする各ブランドさんの気合いを感じます。厳しい時こそ、魅力的な製品や新しい技術が生まれるのかもしれません。
来週、いよいよIOFTが開催されます!みなさん、お待ちしています!!
●27日13:00〜 グランプリ発表!アイウェア・オブ・ザ・イヤー2010:http://www.ioft.jp/eoy/
●IOFT2009 公式サイト:http://www.ioft.jp/
●IOFTニュース 英文サイト:http://ioft2009english.seesaa.net/
広報担当:清野